2013年12月5日木曜日

1900


最近観た中では、ベルトルッチの1900...デ・ニーロにドパルデユーという私的にハーレムなキャストで、ボブヘアじゃないドパルデユーがとてもハンサム....。ドナルド・サザーランドも出演しているのだが、以前観たロバート・レッドフォード監督の「普通の人々」とは正反対な役柄で、本来のドナルドのポジションはこれだと思う。しっくり。
テーマ音楽は、やっぱりエンリオ・モリコーネで、さすがだった。作品を引き立てる音楽、これぞ映画音楽。一人の女性を二人でシェアする画...ベルトルッチ的エロスの元祖をここに見た。

2013年11月20日水曜日

久しぶりにプチヒット。キャロル・リードの「フォロー・ミー」。
おなじみミア・ファローが出ている。

観ながら愛着がどんどんと湧いてくる感覚は、明日の生きる活力へと繋がります。(大げさ?笑)
この出会いが楽しみで、これだから、映画はやめられないんだ!


愛らしく人なつっこい目をした女性より、媚びないどちらかというと冷たい目をした女性に惹かれるのだけど、そのような女性って現代ではあまり見ないよね....
例えばシャーロット・ランプリングの視線....

2013年11月17日日曜日

はっきり目に見えるものじゃないニュアンスとか、そういうものって分かる人と分からない人の2種類の人間がいるということに改めて気付く。
分からない人って、自分の目に見えているものしかとらえられなくて、例えばシンプルな透明のグラスがあったとして、一つは手作りのもので、もう一方は百均のものであっても、特に違いは分からないということだ。百均のグラスとは明かに違う、絶妙なガラスの厚みとか持った時の手にこっくりと添うような感覚を感じとることができないことって、表現者を目指す者にしたら結構致命的なのではないか、と思った。趣味はどうあれ、「いまここにあるものではないなにか」を常に見ようとすることってとても大事だと思う。最先端とか流行とかではなく、感覚において先を見ること。でもそれが分からない人ってそういう感覚があることすら気付いてない人が多いんじゃないか。そういう人こそ、ブランドや表面的なデザインに踊らされたりするんだよね。
分かっている人が表現をして、分からない人がそれを真似して表現する。さらに、分からない人が二番煎じで満足をする。それが日本の文化面での低迷の原因でもある気もする。

2013年11月14日木曜日

sex,lies and videotapes

『セックスと嘘とビデオテープ』。
初見は、高3の時だったように思うけど、あの時はただJames Spaderが見たかっただけ。でもあのJames Spaderのヘアスタイルが当時の自分にはいただけなく、半分がっかりして見るのをやめたっけ。でも、最近またあの映画を気になっていて、やっと借りて観てみたら、今年観た映画の中で、5本の指に入るくらい、お気に入りとなりました。
あとで調べてみたら、ソダーバーグが26歳の時に製作したと書いてあったよ....。
ということは、構想を練っている段階はそれよりも数年前ということになり、よって私と同じくらいの年齢には手をつけていたということだ。はー。
とても20代の若造が監督しているとは思えない大人びた描き方。
そして、このような主題の映画にアンビエントな音を使う若造ソダーバーグのセンス....
American Beautyで強烈な印象を残したPeter Gallagherも出ていた。
James Spaderも年取ったらかなり残念ね...。


2013年11月3日日曜日

L'EFFRONTEE

数年ぶりに「なまいきシャルロット」を鑑賞。シャルロットの「言いたい事が何も言えない」という台詞と、みじめでみすぼらしい雰囲気をまとうシャルロットが、悲しいかな同年代の時の自分と重なった。大人に対しての憧れと反抗と人と同じになりたいけど何かうまくいかないし、素敵な女の子に憧れをもったりとか他者と自分とのズレを無意識に認識し始める年齢であって、常に苛立ってて、ちょっとした事ですぐキレるし、かと思えば優しくなってみたり...という思春期特有の躁鬱状態がとてもリンクした。(小さい時シャルロットに似てると言われてたというのもあって、それが他人事と思えない一番の原因か笑 でもって妹は体形といい雰囲気がルルそっくりだった...)
あの棒みたいな体つきがコンプレックスだった。(今は喜んで棒になりたい。笑)
なまいきを初めて観たのは高1とかだったような気がする。DVD買うくらいの価値あるなあと観ながら思いました。
思春期時代の記録。またこのサウンドトラックが...ああ。




相変わらず、好きなビデオ。
なんとも不思議な色っぽさ。


「シャルロット・フォーエバー」が観たくなってきた。
なまいきテンションでフォーエバー観てショック受けた人は何人いるか笑
レモンの近親相姦。

Angelica


若い時のアンジェリカ・ヒューストン。 ガリガリに細くて眉つっててかわいい。
(出た、ジャックのこの顔。笑)




ジャック&アンジェリカのカップル強すぎるよ

2013年10月26日土曜日

休日の朝の一連の作業が好き。 起きて顔洗って洗濯機を回してその間にお掃除。最近のお掃除BGMはなぜかマライア・キャリー。どちらかといえば、好みではない部類の音楽だけど、 この時代の女性ポップスのベタベタでストレートなところが妙に気分でした。そして、マライアの音域ってすごいのね。でも、やっぱりずっと聴いてると疲れてきて、そのまたさらに昔の女性ポップス?バーブラ・ストライサンドに戻ります。笑

2013年10月9日水曜日






着物を日常着にしたい。最近洋服を煩わしく思っちゃう。だって何度か着ると形崩れやすいし。なんか引き締まらないし気持ちに沿わない。職場できているスーツがラインのきれいな良いスーツなので、私服より仕事着着ている時が心地よかったり。着物の生地模様と帯の模様の組み合わせを考えるの楽しそう。

「原節子は美人」と皆々が言うけれど、同じく美人と思うけれどそれだけでない引っかかる何かがある。そこが魅力なんだけど。役柄上、笑顔が多い原節子だけど、ふと真顔になる時があって、その瞬間は鳥肌が立つくらいの色っぽさと美しさ。

2013年9月22日日曜日

2013年9月18日水曜日

普通に生活をしていて、もしかしたら一生触れることのない映画や文学、絵画や音楽だったり文化全般、好きか嫌いかは置いといて、知らぬまま生きて死んでいくのってとてももったいない気がする。
人間どこに豊かさを求めるか、各々で違うにしてもね....

思い返すと、今まで生きてきた中で、触れてきたものに、ここまでに感銘を受けていた事実に改めて気付いたりすること多々。
そういうものを大事にしたいし、これから触れるものに対して、単純なことだけれど興味を持ち続けたい。人間そういう好奇心がなくなったらとても寂しいと思う。
そういうものを持っている、ってことは幸せなことで、誇らしく思っていいことなんだ。
最近友人にそう言われて、なるほどそうかもしれない、と自分を少し肯定し始めた。

2013年8月7日水曜日

Hang On to Life



今日から夏期休暇。社会人にしては長い夏期休暇!
なんだか直帰の気分ではなかった前日の今日、急遽、小・中学からの友人を呼んで、会ってもらった。
彼女は、気兼ねすることなく、そのままの私で会える唯一の友人だと思う。
同じ土地に生まれて、同じような家族形態で、同じ中学のどうしようもない環境にぶち込まれた私たちなので、世の中をうまく(器用にというわけではない)生きていく術も、同じように解釈して悟って、自然に同じ考えに行き着いてた。
変に老成してるのもそのせいかもしれない。同世代に冷めた風に見られるのもしょうがないのかもしれない。
ある種の「気付き」を経験するのって生きる上で必要なのか分からないけど。
人生はきっと、楽しんだもの勝ち。

Pink氏とJorge ElbrechtのHang On To  LifeとNo Real Friendsの二曲ともどちらも良くて、朝、準備してる時からリピート。
気怠い空気がまとわりつく夏のBGMにぴったりな曲。

2013年7月31日水曜日

ORFEU NEGRO SING A SONGS


夏になると観たくなる映画のひとつ。黒いオルフェ。

2013年7月2日火曜日

Mac DeMarco-Freaking Out The Neighborhood

こちらの気分なんておかまいなしに今年も夏が来ました。 持ってかれるように、聞く曲もごきげんな方向に.....。世の人々がとんちきかせてくる季節がやって来ました。早く秋よ来い。

2013年6月30日日曜日

Devil's Toy

スケボーを身近に感じるドキュメンタリー。編集がユーモアたっぷりで素敵。
この私でも、いつものクラークスを履いて乗れるような気がしてくる。


颯爽と。




Moldau River



聞けば聞くほどよく出来た曲だなあ。

2013年6月20日木曜日

Le Mepris

尊敬できる部分がゼロになった時、全く魅力を感じなくなるどころか、嫌悪感と軽蔑心がむくむくと...。嫌な部分しか見えなかった。

2013年5月20日月曜日

Blue mood

ここ2,3日よく聴いた。梅雨すっ飛ばして、夏の予感。


2013年5月5日日曜日

Korin

琳派の屏風絵の展示を見に行ったのだけど、尾形光琳の燕子花には特に感動しました。
色使い、構成といい...なんてモダン。なんてシック。
Yves KleinのAnthropometries of the Blue Periodを思い出した。
鈴木其一の夏秋渓流図屏風も引きつけられるほどの力強い塗りと鮮やかさ。
青と緑の平面的な塗りが私好み。
相変わらず若者は私たちだけでした....。(昨年の万平ホテル然り..)

2013年4月28日日曜日

Ryan's Daughter

David LeanのRyan's Daughter
アイルランドの田舎の海辺の町。暇を持て余した住民。神父。
sir.John Millsの存在感。必要不可欠な要素が揃っている。
久しぶりに映画らしい映画を観た満足感。



現時点においてのベストオブラブシーンは『ライアンの娘』に決まり。

2013年4月20日土曜日

SWAN

Lee Radziwillを思い出して、背筋を伸ばす。






2013年4月6日土曜日

HANEKE AMOUR


引っ越しも新しい職場もちょっと落ち着いて、やっと観に行ける。


2013年3月25日月曜日

2013年3月10日日曜日

Leeland Palmer


目を疑った...森進一ばりのRay Wise
20年くらい前のピークスの時とあんまり変わってない...
2013年に、こんな形で高画質のリーランド・パーマーをみれるとは。


2013年3月8日金曜日

Dustin





『卒業』は何十回観たことやら。まだまだ飽きない。

2013年2月28日木曜日

Peabo

なつかしのピーボ・ブライソン...泣。


2013年2月13日水曜日

etc

自分のことをよく理解しててそれに合った服装をしている人。そういう人に目がいく。
着飾ったり、どこかで見たことある系統の中の「オシャレな人」とか全然興味ないし、出で立ちがファッションメインな人は、あまり自分の感性に引っかからない。例えば、一昔前の女流作家はその面においても興味深くて、思考と言葉がメインであり服に対する重きはそれに比べると軽いのだけど、人となりと自分の感性で「無頓着に」センスよく服を着る。自分の中でも、オシャレをするっていう言葉が自分の辞書にはもはやなくなってしまい、やはりちょっと背筋が伸びる服っていうのも着た方がいいんだろうなって思いつつ、まあ当分無理だよねって。笑 年を取るにつれて、ますます何者にもなりたくなくて(語弊ありだけど)できるだけ目立たない服を着る意識になってる。でも、ダイアナ・ヴリーランドの「自然体なんてつまらない」という言葉は確かに、とも思う。人間のモチベーションを上げるお力添えにもなってくれる。それも服の役割なわけです。それをうまく使っている人も魅力的だと思います。

2013年2月10日日曜日

Francois Hardy

Francois Hardyはいつでも安心して聞ける。当時のフランスのちょっと下品なアイドルも見てて楽しいけど、しっくりくるのは、やっぱりフランソワーズ。品と知性。何でもなさの格好よさ。

2013年2月5日火曜日

Man look good in blue pt.2


snowdon撮影のRalph Fiennes


このニュアンスにこの笑顔。とてつもない破壊力。
snowdonのポートレートはやはり私を裏切らない。
『シンドラーのリスト』の冷酷で非情で孤独なRalphは、とても良かったよ。

2013年1月24日木曜日

The Sandpiper

エリザベス・テイラーとリチャード・バートンの『いそしぎ』を観た。
なので、Andy WilliamsのいそしぎのテーマソングShadow Of Your Smileをば・・。
相変わらずかわいいアンディー!
アンディーのタートル姿はたまらない。
それにしても日芸の同期でAndy好きな人がいるとはびっくりだった。
でも彼には早くレオス・カラックスのDVD BOX返してほしいな。
めんどくさいから引っ越してから言おうっと。


ビッグ・サーは生きているうちに絶対行くリストに加入。
ザベスの演技、ちと過剰ではないか?と思ったけれど、メロドラマだからしょうがないか。
オレンジやら紫やらライムグリーンを情熱的に官能的に着こなす女性でした。

ああ、ビッグ・サーのあの家に住みたい。





2013年1月14日月曜日

snowing out side today



Simulation for SLG shop planning last night



Today's desk movie = Claude Chabrol



Snowing outside